バリヤ機能が肌を守る!

角質層には肌を守るバリヤ機能が備えられています!

肌内部の一番上の表面に位置する表皮には、ターンオーバーで基底層から上に押し上げられた表皮細胞によって構成されている角質層があります。

 

この角質層の細胞は、核がなく、もう既に死んでいる状態の集まりですが、外部からの細菌、ウィルス、紫外線などの異物や刺激が浸入しないように、また、肌内部の水分が蒸発して乾燥を防ぐなどの働きして肌を守るバリヤ機能が備えられています。

 

海に入っても塩分がしみ込まず、お風呂に入っても熱いお湯が肌に入り込まない、また、湿度が下がる寒い冬の季節でも水分が蒸発せずに、しっかりと肌内部の水分を維持できるのは、バリヤ機能が働いているおかげです。

 

こうしたバリヤ機能は、角質層の中で形成されていますが、角質層は、僅か0.02mmの薄い膜で、約20層の細胞がレンガ状に積み重なってできています。

 

これらの角質細胞は主にケラチンというタンパク質で構成され、その細胞の隙間を埋めて、それぞれをつなぎ留めてセメントのような役目をしているのが、セラミドなどの角質細胞間脂質です。

 

そして、角質細胞と角質細胞間脂質のセラミドがラメラ構造と呼ばれる一定の方向で隙間なく並んでいることで、異物が肌内部に浸入するのを防ぎ、さらに、角質細胞には、アミノ酸や尿素などが主要成分となっている天然保湿因子(NMF)が存在して水分を大量に抱え込む働きを持ち、セラミドなどの成分の保湿効果と共に肌内部の水分の蒸発を防いでいます。

 

肌がみずみずしく潤っている状態を保てるのは、こうした角質層の中での働きが大きいですが、その他に、肌表面の皮脂腺から分泌される皮脂と汗腺から分泌される汗などが混じり合ってできる皮脂膜によっても水分が保たれています。

 

ちなみに、みずみずしく潤った健康的な肌の角層には、約20〜30%の水分が維持されています。

 

 

 

セラミドが不足すると乾燥肌に・・・

 

多くの女性が、いつまでも維持したいと願う美肌は、ツヤがあり、プルンプルンに潤った赤ちゃんのようなお肌ではないでしょうか。

 

しかし、水分が失われた乾燥肌は、ツヤがなくカサカサして、見た目年齢も高くなり、老けた印象を与えてしまいますので、女性としては、絶対に避けたいものです。

 

こうした乾燥肌に陥る原因は、バリヤ機能の低下によって肌内部の水分が蒸発してしまうことから発生します。

 

そして、角質細胞の中で水分が保持できなる最大の原因は、セラミドの不足です。

 

角質細胞間脂質のセラミドは、角質層の中で水分の蒸発を防ぎ、乾燥しないように肌を守るという重要な働きを担っていますが、残念ながら年を重ねるとともに、徐々に減少してしまいます。

 

そこで、不足しがちなセラミドを補って、肌を乾燥から守ってくれるのが、このセラミド配合の化粧品です。

 

コスメショップやドラッグストアーを覗いてみると、「セラミド配合」と書かれた化粧品をよく見かけると思いますが、こうした化粧品で、潤いを与えてしっかりと保湿することが乾燥を防いで美肌を保つスキンケアになります。

 

ちなみに、一般的な化粧品によく含まれている保湿成分にはセラミドの他に、スフィンゴ脂質、レシチン、天然保湿因子(NMF)、それに、真皮に存在するヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなどがあります。

 

また、衣類や髪の毛が肌に触れただけで反応して、ピリッとしたり、かゆみがでたり、また、化粧水に含まれるわずかなアルコールで赤くかぶれるなどの症状がでる敏感肌は、セラミドなどの不足による乾燥肌からバリヤ機能が低下して、外部からの刺激が入りやすくなり、敏感になっているために起こる症状です。

 

もともと生まれながらアレルギー体質で敏感肌という方もいらっしゃいますが、まずは、乾燥しないように、毎日、しっかりと保湿することが大切です。

 

夜更かしを続けて寝不足状態だったり、無理なダイエットを続けて栄養が偏っていたり、間違ったスキンケアを行ったり、ストレスを溜め込んだりすると、肌の抵抗力が低下してトタブルを招くことになるので注意しましょう。